注1 DTアクシス株式会社:本社 東京都渋谷区、代表取締役 小島 尚之 注2 探索的試験:「くすりや医療機器の候補」が効果を示すと予想される患者さまについて、病気の程度によってどのような効き目を発揮するのか(有効性)、副作用はどの程度か(安全性)、またどのような使い方がよいかといったことを探索的に確認するための臨床試験 注3 HAM-D(17項目):ハミルトンうつ病評価尺度(Hamilton Depression Rating Scale)の17項目*からなる、抗うつ薬の臨床評価方法に関するガイドラインでうつ病症状の把握のため実施すべき心理検査として推奨されている評価尺度。17項目は、うつ病によくみられる睡眠障害を含む身体症状や精神症状が含まれている。評価項目は0~2の3段階又は0~4の5段階で評価し、スコアが高くなるほど症状が重いことを示す。 *:1.抑うつ気分2.仕事と活動3.入眠障害4.熟眠障害5.早期睡眠障害6.生殖器症状7.身体症状、消化器系8.体重減少9.身体症状、一般的10.罪責感11.自殺12.不安、精神症状13.不安、身体症状14.心気症15.病識16.精神運動激越17.精神運動抑制 注4 PHQ-9(Patient Health Questionnaire-9):構造化面接であるprimary care evaluation of mental disorders(PRIME-MD)*の中から、大うつ病性障害に関する9個の質問項目を抽出したもの。DSM-5**にはない身体症状に関する評価項目のウェイトは低く、うつ病の重症度を判定するための自記式質問票である。各項目で2週間以内の状態を0~3の4段階で評価する。0から27点までの範囲があり、スコアが高くなるほど抑うつ気分が大きいことを示す。DSM-5やInternational Consortium for Health Outcomes Measurement(ICHOM)、英国National Institute for Health and Care Excellence(NICE)でうつ病の重症度評価の尺度として推奨されている。 *:短時間で精神疾患を診断・評価するためのシステム **:DSM-5:Diagnostic and statistical manual of mental disorders, fifth edition精神疾患の診断・統計マニュアル,第5版